本のタイトルは 「裁判員制度」 だが,内容はほとんど米国における冤罪事件やそれへの対策などである. 最後の章だけが裁判員制度にあてられている. 米国の法律は日本よりは被疑者を保護するようになっているが,この本からすると日本より冤罪事件はおおいようである. 陪審制が原因になっているばあいもあるだろうが,この本でとくにそういう件がとりあげられているわけではない. 米国の犯罪捜査や裁判の紹介としてはすぐれているが,大半の内容は裁判員制度ととくに関係はない.
評価: ★★★☆☆
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