[ トップページ ]

メイン

商店街とまちづくりアーカイブ

0001-01-01

WalmartSupercenter.jpg このカテゴリーにはシャッター商店街や商店街の活性化,まちづくり,地域振興などに関する話題をあつめています. 上位のカテゴリーは社会・経済です.

OgikuboChapelStreet1.jpg なお,このページは 商店街とまちづくり アーカイブ のページの先頭に表示されるように,意図的に投稿日時を 0001-01-01 00:00:00 としてあります (実際の投稿日時は 2008-12-20 10:11:27 です).

おもくなるのをさけるためにアーカイブのページには写真がはいらないようにしていますが,個別ページにある写真をここに引用しておきます.

2008-01-22

ICOIN 2008 (International Conference On Information Networking) という学会で発表するため,韓国釜山 (부산,Busan / Pusan,プサン) の海雲台 (해운대,Haeundae,ヘウンデ) という場所にきました. 学会はあすからですが,あすの飛行機でくるとぎりぎり開会にまにあわないので,余裕をもってきょう (1 月 22 日),くることにしていました. この項目は,1 日めの感想を書いたものです. ほかの日のことや,釜山に関する特定の話題について書いた項目はつぎのとおりです.

つづく…

2008-05-16

私がこどものころは,ちかくの商店街にある店に電話して,商品をとどけてもらうことがよくありました. 米屋,酒屋などは商品がおもいので,そうしていました. しかし,最近はおもいものは生協など,もっととおくの店からの宅配を利用することがおおくなっています. そうなったひとつの理由は商店のうりあげがおちて配達のための店員をやとえなくなったことにあるとかんがえられます. 店ごとに配達のシステムがつくれないなら商店街全体で受注と配送のシステムをつくるなど,くふうの余地はあるのではないかとおもえます.

つづく…

2008-05-18

表参道をすすんでいくと,まもなく表参道ヒルズにでます. その内外をあるいてみました.

つづく…

2008-05-31

著者はさまざまな 「まちづくり」 の活動を調査して,それらのなまのすがたをつたえるとともに,そこから今後のまちづくりへの展望をみちびこうとしている. 終章では 「上からの改革」 がもはや機能しないことやボランティアの重要性についてのべていて,それはそのとおりだとおもうが,この結論はまったく不満足なものである. この程度のことなら,たとえば NHK の 「ご近所の底力」 などでも,いつも話題にされていることである [もっとも,本書の出版の時点ではこの番組ははじまっていなかったのだろうが].

本書で紹介された 「まちづくり」 の例のなかにはもっと,くみとるべきものがあるようにおもう. たとえば十勝の 「北の屋台」 については 「改行準備として 2000 年 2 月に 「北の起業広場協同組合」 を設立し,ホームページを開設. 市内の各所で世界の屋台の写真パネルの展示会を開催し,新聞社をはじめとして各種のメディアの協力も得て広報活動を行った.…」 といった記述があるが,ここからくみとれるものはすくなくないとおもう. それをくみとる作業をすべて読者にまかせてしまうのでは,著者,研究者としての仕事を放棄してしまっているといわざるをえないのではないだろうか.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 〈地域人〉とまちづくり@ [bk1]〈地域人〉とまちづくり@Amazon.co.jp

つづく…

2008-06-05

商店街の御用聞きと配達」 という項目に,家のちかくの商店街がさびれていることを書きました. 4 日の WBS (ワールド・ビジネス・サテライト) では,さびれてしまったある地方の駅前商店街に,ガソリン価格の高騰のために客がもどってきたことが報道されていました. すっかりさびれてしまったために容易に活性化にはつなげられないということでしたが,東京のおおくの商店街はそれにくらべるとまだ客がおおくてシャッター通りにまではなっていないので,この機に手をうてば活性化させられる可能性がよりたかいのではないかとおもいました.

つづく…

2008-06-07

著者が破壊された景観としてまずヤリ玉にあげるのは国道 16 号によって代表される郊外の道路景観である. 行政による失敗例として神戸の震災復興,(ある程度の) 成功例として真鶴町の 「美の条例」 がとりあげられている. また,電線地中化にもひとつの章があてられている.

著者がもとめている,空中電線や派手な看板がない規制されて整然としたまちなみを批判するひともすくなくない. 一歩ゆずって景観の整備が必要であるとしても,もともとめだった建築がほとんどなかった国道 16 号のような地域においては景観は 「まもるべき」 ものではなくて,創造するべきものだろう. そこで著者がもとめるヨーロッパ的な景観がモデルになるとはかぎらない. 「失われた景観」 は 「失われた」 のではなくて,日本にはもともとなかったし,いまもいくつかの例外をのぞいて基本的にはないのだとおもう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 失われた景観@ [bk1]失われた景観@Amazon.co.jp

つづく…

2008-07-07

「郊外化」 を都市計画や建築の問題としてとらえる 松原 隆一郎 のような論者と,それを人間や社会の問題としてとらえる 宮台 真司 のような論者がいるなかで,両者をつなぐ議論を展開し,郊外化を単に都市周辺の問題でなく日本全体の問題 (「総郊外化」) としてとらえているのが本書の著者である.

「街をつくらない」 ジャスコや他の大型店の地方進出によって享楽的・退廃的な消費社会がつくられたと主張する,その危機感には迫力がある. 一方で吉祥寺,下北沢,高円寺などの東京の都市には 「新たな原理」 をみている. 主張の根拠は十分ではないが,それは読者に課せられた課題とかんがえることができる.

評価: ★★★★☆

関連リンク: ファスト風土化する日本@ [bk1]ファスト風土化する日本@Amazon.co.jp

つづく…

地方の 「総郊外化」,退廃化に危機感をもつ三浦らの著者たちは,それぞれの立場から解決への努力をはらっている. 三浦は解決のヒントを東京にもとめているが,「商店主自身が街に住み,街に愛着を持って店を開いていれば,自然と人口も増える」 というのはあまりに楽観的なかんがえだろう. 渡もニューアーバニズムに解決策をもとめ,「もう一度東京のよさを学ぶ」 ことをすすめている. 馬場は日本橋を拠点として,まちの再生をめざしている.

さまざまな分野の著者たちは 「ファスト風土化」 に危機感をもち,そこからぬけだすヒントが東京にあるという点で共通するかんがえかたをもっているようにみえる. しかし,それがなぜなのかが,はっきりとはみえてこない.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 脱ファスト風土宣言@ [bk1]脱ファスト風土宣言@Amazon.co.jp

つづく…

2008-07-09

日本の地方都市のなかには駅前通りが 「シャッター通り」 と化しているところがすくなくありませんが,ふつうはさすがに廃墟にまではなっていません. しかし,1980 年代にアメリカの自動車産業が没落してから,デトロイト (Detroit) のまちの中心部は廃墟となり,いまだに回復していないようです.

つづく…

2008-07-10

アメリカでは近年,ウォルマートをはじめとする大型店が規制され,進出に反対してくいとめた例がおおいという. 日本では逆に自治体が大型店を誘致した結果,中心市街地がさびれて地価が低下し自治体の収入が減少する事態が多発している. 本書はアメリカの例を紹介して日本における規制や反対運動の参考になるようにしている.

しかし,本書ではの大型店のデメリットばかりを書いている. そこにはメリットもあるはずであり,両方をあわせてかんがえることで,より客観的な判断ができるものとおもう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 大型店とまちづくり@ [bk1]大型店とまちづくり@Amazon.co.jp

つづく…

2008-07-20

おなじ編著者による 「ファスト風土化する日本」,「脱ファスト風土化宣言」 などの続編とみなせる本である. 「ファスト風土化」 とは日本中が画一化された 「郊外」 になることを意味しているが,アメリカでもこうした現象がおこり,その元凶がウォルマートだとされている. 日本ではそれにちかいのがイオンである.

本書ではアメリカでも日本でも 「ファスト風土化」 と格差社会とが関係していることが指摘されている. また,ヨーロッパにおける 「ファスト風土化」 に対する規制について記述されている. もっとこまかいが注意をひく点として,これまでの日本が生産者中心だったのが消費者中心にするべきだといわれてきたのに対して,三浦は疑問を呈している (p. 16) こと,「ファスト風土化」 を 「再魔術化」 という概念とむすびつけていることなどがある.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 下流同盟@ [bk1]下流同盟@Amazon.co.jp

つづく…

三浦 展 や共著者たちは 「ファスト風土化する日本」,「下流同盟」 などの本において,アメリカではウォルマートがまちをこわし,あちらこちらでその出店につよい反対運動がおこっているとのべている. ウォルマートの出店が地元の商店街をだめにし,非正規雇用をふやして低賃金ではたらかせ,まち全体をだめにしてしまうという. また,生産者への徹底的な値下げ要求によって,工業などにも影響をあたえている. 日本ではジャスコがウォルマートにちかいやくわりをはたしている.

つづく…

2008-10-08

これが 「社会学」 であるのかどうか私にはわからないが,郊外に関するさまざまなエピソードを 5 つの章にまとめている. 新書なので印刷はあまりよいとはいえないが,団地などの写真が効果的に配置されている. 区別のつかない建物や部屋がならぶ団地に関するエピソードとして安部公房の 「燃えつきた地図」 や 「ウルトラセブン」 の 「あなたはだぁれ?」 という話がとりあげられているのが印象にのこった.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 郊外の社会学@ [bk1]郊外の社会学@Amazon.co.jp

つづく…

2008-12-04

荻窪駅北口をでて青梅街道をわたり,すこし西にすすんだところから,教会通りというほそい道を北にすすんでいくと,古典的な商店街がひろがっている. 私が住んでいる中野には,川島通りをはじめとしていくつか商店街があるが,中野駅前のサンモールをのぞけば,教会通りの商店街はそれらより活気が感じられる. 川島通りよりせまい道だが,1 日中ひとどおりがあるため,川島通りより売り上げがおおきいのだろう.

つづく…

2008-12-20

さびれた商店街については 「大型店が諸悪の根源 !?」,「商店街の御用聞きと配達」 などの項目で書いてきました. 三浦 展 をはじめとして,こういう商店街不活性化の原因を大型店進出にもとめてそれを攻撃する論者がおおい (たとえば 三浦 展 著 「ファスト風土化する日本 ― 郊外化とその病理」) のですが,それだけが原因とはいえないでしょう. ここでは他の原因とそこからうかびあがる対策案についてかんがえてみます.

つづく…

2008-12-21

私にとっての地元商店街とは,中野区の川島商店街です. 地元商店街を応援するには,まずそこで買物をすることですが,それ以外にも応援する方法はいくつかあります. 川島商店街は以前からあった地図などにくわえて,最近,独自のホームページをたちあげましたが,このページへのリンクをはるなどして検索エンジンでみつけやすくすることも,ひとつの応援の方法です.

つづく…

2009-09-27

ちかごろ,ほぼ週に 1 回,ちかくにある川島商店街で買いものをしている. 以前は母や妻にまかせておけばよいとかんがえていた仕事だが,いまではいずれもあまり川島商店街にいかなくなってしまった. それにかわって,週に 1 回では十分とはいえないが,なるべく地元で買うようにしている.

つづく…

2009-11-30

タイトルは意味不明だが,内容はアキバのオタク文化をよくとらえている. 前半を読んでいるうちは最近のアキバの話だけでおわってしまうのかとおもっていたが,電気街の歴史や鉄道博物館,アキハバラデパートなどについても後半に書いてある. もっとふるくからの歴史のあるまちではあるが,新書としてはこの程度でよしとするべきなのだろう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: アキバが地球を飲み込む日@ [bk1]アキバが地球を飲み込む日@Amazon.co.jp

つづく…

2011-05-16

震災後はやい時期における著者の提言などをまとめたものだ. 福島第一原発事故に関しては,原子力の専門家だった著者の知識がいかされている. 著者は計画停電に関しては (当然) 批判的だが,やってみたから深刻さといかにバカげたものであるかが国民にわかったという点ではやってよかったのではないだろうか.

日本復興には成長戦略が重要であること,そのためには日本人のメンタリティをかえる必要があることなど,もっともだが,130 ページほどのみじかい本の議論では十分でない. すばやく本をだすことには価値があるが,みじかい期間でももうすこし計画を練ることはできたのではないだろうか.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 日本復興計画@ [bk1] 日本復興計画@Amazon.co.jp

つづく…

2011-06-12

いい街とはどういうまちなのか,さまざまな観点から分析されている. そのなかには,目地のこまかい街であること,低層で同業種の店が複数あり若い店員がいる商店街があること,自転車をいかせることなど,さまざまなことがあげられている. 住宅が低層だとなにがよいのかも,くわしく書かれている. 住むまちをえらべるひとにとって,また,まちづくりに参加するひとにとって,参考になる点が多々あるだろう.

評価: ★★★★☆

関連リンク: 東京 いい街@ [bk1] 東京 いい街@Amazon.co.jp

つづく…

2011-06-20

週に 1 回は母の注文をうけて,自分がほしいものとともにちかくの商店街 (川島商店街) に買いにいくようにしている. 週 1 回しかいけないが,すこしでも地元の商店街の活性化につながればとおもっている.

買うものはジュース,牛乳,肉,野菜がおもだが,くだものもときどき買う. 安売りしているイチゴも買ってくる. なぜ,やすいイチゴを買うのか. ただやすいからという理由ではない.

つづく…

2011-10-07

金沢に 21 世紀美術館をはじめとする施設があるのは知っているが,中国各地や韓国,香港などにどういう娯楽施設があるかは知らない. こういう施設はあまりガイドブックに書いてないから,こどもづれでアジアに旅行するときには,こどもがよろこびそうな場所はないのだろうかとおもっていた. しかし,これだけゆたかになった中国などには,こどももおとなもたのしめる施設があることがこの本をみるとわかる. これからは,こどもの数も日本よりおおくて予算もある中国には,もっとたのしめる施設ができるのかもしれない.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 創造するアジア都市@ [bk1]創造するアジア都市@Amazon.co.jp

つづく…

2011-10-29

「既存の商店街にはプライバシーがなくて,うっとうしい. だから 「コミュニティ」 はいらない」 と著者はいう. 商店街の側あるいはそれを支援する議員などは 「コミュニティ」 をつくりたがるが,顧客はそれをもとめていないという. そうかもしれないが,根拠はほとんどしめされていない. あげられている例はやくにたつかもしれないが,説得力はとぼしい.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 今どき儲かる商店街@ [bk1]今どき儲かる商店街@Amazon.co.jp

つづく…

2012-07-20

「コミュニティ・デザイン」 にかかわる 26 人の著者の共著である. 共通点はある (のだろう) が,それぞれコミュニティについてのかんがえはちがっている. それらの著者のかんがえが共鳴し,ぶつかるなかから,コミュニティというもののすがたがみえてくる. それはちょうど,ひとつのコミュニティのなかにいろいろなかんがえのひとがいること,さまざまなかんがえのひとがうまく共同作業をなしとげたときにコミュニティの成功があるようなものだろう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: クリエイティブ・コミュニティ・デザイン@Amazon.co.jp

つづく…

2012-09-27

東京とその近郊を地域や沿線ごとにわけて,地域の印象やそこに住むひとの生活のようすなどをこまごまと統計をとり,分析している. 田園都市線沿線の主婦がいまも 1950 年代のアメリカのライフスタイルをまもっているという指摘は,ほんとうかどうかは疑問だが,おもしろい. 世代や性別による印象のちがいにも,いろいろ,おもしろい点がある. 読者はこういうエピソードのなかから,なにかのヒントをえることができるかもしれない.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 東京は郊外から消えていく! @Amazon.co.jp

つづく…

2012-10-04

おもにそと (外国) からみた東京のよいところを紹介している. 統計としては世界の都市総合ランキングだけがあげられ,東京はいつも 4 番めということだ. しかし,ほかにはあまりグラフはとりあげられず,著者の感覚にもとづく内容になっている.

外国人が東京をどうみているかが中心的な視点だ. 「グルメ」 もひとつのテーマになっていて,外国人には寿司とラーメンがうけているというのは客観的な内容だろう. だが,「なんでもあって美味しい日本の食事」 ということになると,これは日本人の視点でしかないだろう. しかし,日本を東京をしたたかに外国に売りこもうという話が多いなかでは,ナイーブでよいのかもしれない.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 東京はなぜ世界一の都市なのか@Amazon.co.jp

つづく…

2012-11-08

ひさしぶりに新宿の高島屋に行った. 高島屋じたいが目的ではなかったが,高島屋の店内に関しても感じたことがある. なんて,みとおしのわるい店だろうということだ.

つづく…

2013-11-11

本の主題は「なぜ滅びるのか」であり,副題に「再生の道」がついている. ほとんどのページは過去の分析にあてられている. 著者の両親も地方で酒屋を経営してきたが,現在はコンビニに転業し,還暦をすぎても あくせくはたらいているという. 「再生の道」という副題はあるが,最終章は観念的な分析にとどまっていて, 商店を利用する消費者についての考察はほとんどない. これでは再生はおぼつかない.

評価: ★★☆☆☆

関連リンク: 商店街はなぜ滅びるのか@Amazon.co.jp

つづく…

2015-10-25

3D 印刷に関する研究を LEM21 という,京都でひらかれた学会で発表した. 3 日間の会議 (さらにつぎの日には工場見学) のうちの最初の 2 日だけに参加したが,2 日めにあった京都の花街の社会学的研究の講演とその直後のバンケットでのもてなしは,わすれられないものだった.

つづく…

bulb_semi314-1-2

螺旋 3D 印刷技術を使用してつくったこのような「3D デザインランプ」を 3d-dl.com で売っています.

カテゴリー

Creative Commons License
このブログはつぎのライセンスで保護されています. クリエイティブ・コモンズ・ライセンス.
Powered by Movable Type