HTML エディタすらつかわずに (Emacs で) 書いてきた Web サイトですが,ようやくブログを導入することにしました. 日記はきらいなので日々のできごとを書くつもりはありませんが,このブログを通じて,これまですっかりくさってしまっていたこのサイトのコンテンツをすこしでも,いきかえらせるようにしたいとおもっています. つまり,ここでは最近のできごとなどを書くのではなくて,おもに私がこれまでやってきたこと,このサイトのコンテンツの説明などを書いていきたいとかんがえています.
追伸: 対応する英語版のブログもここにひらきました.
私はつねに趣味と仕事とを一致させようとしてきました. 仕事が趣味からはなれてしまったときは,趣味を仕事にちかづけるように努力してきました. また,逆に仕事が一段落したときには,仕事を自分の興味 (趣味) にちかづけるように努力してきました. それは,ある意味では 「公私混同」 的なやりかたであり,以前はあまりひとにいえるようなことではなかったのですが,最近はややおおげさないいかたをすれば 「私の時代がきた」 と感じています.
子供が俳句をつくる宿題をもらってきたが,子供がつくらないうちに,親のほうがいろいろ俳句をつくってしまう.
かぶとむし えさからはなれぬ かごのなか
かたもみで 親孝行する 子供の日
子供の日 みずあびしてる こいのぼり (ほんとうは雨がふったのは翌日)
Amazon.co.jp と BK1 の両方にときどき書評を投稿しています. よく読んでもらえるのは Amazon のほうだとおもいますし,私が本を買うときにおもに参考にしているのも Amazon の書評ですが,書評を書くものにとって BK1 のほうが書きがいがある面もあります.
このブログは 「ですます体」 で書いています. ブログにしろ雑誌の記事にしろ,「です・ます」 で書いてあるものがおおいので,それをまねたということです. しかし,実は私はずっと 「である」 をつかってきました. そのため,このブログでは,いつもまちがえて,「である」 を 「です・ます」 になおすはめになっています.
最近,一眼レフのデジカメがけっこう売れているようです. しかし,これは私にはナンセンスな製品だとしかおもえません. フィルム・カメラ時代には,あまり頻繁にはつかいませんでしたがミノルタの一眼レフ α-5000 をつかってきました (いまでもつかえる状態にあります) が,一眼レフのデジカメを買うつもりはまったくありません.
非日常的な行為には危険がともなうことがおおいとかんがえられます. ここでは,まつり,スポーツ大会などの競技会,ジェットコースターのような遊園地ののりもののそれぞれについて,非日常的な行為と危険・スリルとの関係をかんがえてみることにします.
Design It! w/Love というブログのなかで, 「デザイン言語 2.0」 という本のなかにある 原 研哉 の 「HAPTIC」 という文章がとりあげられています. いまの社会は情報過多といわれていますが,実は半端な情報があふれていて,「少ない情報量に脳はストレスを感じている」 のではないかといっているのを引用しています. これは,検索エンジンなどから私がうけている感じにちかいとおもいます.
本や雑誌記事はリファレンスとしてあつかうことができます. つまり,(理想化されてはいますが) タイトルや出版社,発行年月などを指定して参考文献として引用しておけば,いつでももとの本や記事にアクセスすることができます. これに対して,それらと同様に重要なメディアであるにもかかわらず,テレビ番組はリファレンスとしてあつかうことができません. ここに放送がかかえる致命的な問題があるようにおもわれます.
イベント・プロデューサーの 平野 暁臣 は 「コトづくりの眼」 (日本実務出版, 2005) という本を書いています. イベント制作はモノづくりではなく 「コトづくり」 だからです. ひるがえって情報通信についてかんがえてみるとき,俗に 「ソリューション構築」 といわれるものはむしろ 「コトづくり」 といったほうがわかりやすいのではないかとおもえます.
いま,われわれは時代の変曲点,つまり,おおきな変化の時代にさしかかっているようにおもわれます. ここをまがりきると,これまでとはまったくちがった世界がひらけ,あたらしい時代がはじまり,それにともなってあたらしいニーズにもとづくあたらしい技術が必要とされていくようにおもわれます.
電車から駅におりたときなど,出口につながる階段とエスカレーターとがならんでいると,階段はあいているのにエスカレーターにはながい列ができていることがしばしばです. なぜこうまでしてエスカレーターにのりたがるのでしょうか? わたしには理解できません. しかも,エスカレーターをあるくことは危険で禁止されているということなのです (2007-10-31 追記).
最近,頻繁に Amazon.co.jp と BK1 とに書評を投稿しています. 読んだ本すべての書評を書いているわけではないが,半分以上は書いているでしょう. いまそれをみて,ほとんどが日本人が書いた本だということに気づきました. 今年 5 月以降に書いた書評 48 のうち外国人が書いた本の書評は 3 つだけです. なぜそうなったのか,すこし理由をかんがえてみます.
岩村暢子の 「普通の家族がいちばん怖い」 (新潮社) という本に,最近の親はこどもが中学生になっても高校生になってもサンタクロースからのプレゼントをつづけるという話が書いてありました. 今年もクリスマスがちかづいてきましたが,この話を読んで,昨年のクリスマスのころに小学生のこどもからサンタクロースについてきかれたことをおもいだしました. こういう質問をうけたとき,私はサンタクロースを生物学的な存在としてではなく,文化論的な存在としてこたえるようにしています.
これまで,さまざまな最適化の技術が開発されてきました. それによって,たとえば工業製品をつくるのに,かつては試行錯誤をくりかえして最適なものをつくりあげていたのが,コンピュータをつかうことによってむずかしい最適化問題についても最適にちかい解がもとめられるようになり,ほとんど試行錯誤なしに最適なものがつくれるようになりました. しかし,現状をパラメタ化してそれに対して最適化すると,その結果としてつくられるものは現状維持を指向することになります. ほんとうは現状が適切でないときには,これによって 「最適化の罠」 にはまってしまうことになるとかんがえられます.
私は 「2 つの他社での経験 ― ドキュメントに関するかんがえかたのちがい」 という項目にも書いたように,2000 年に会社から Hewlett Packard (ヒューレット・パッカード社, HP) 社に 1 カ月ほど “派遣” されて,共同開発のプロジェクトにたずさわったことがあります. HP 社には日本の会社にちかい部分もあって,そのために共同開発がうまくいっているという面もあるようにおもいますが,もちろん,ちがうところもいろいろあります. もうずいぶんまえのことになってしまいましたが,いままで書く機会がなかったので,そのとき感じたことを書いてみたいとおもいます.
妻がビデオカメラにカセットをいれるときにいちいち音がするのはうるさいといっていました. わが家の電気製品のなかでは電子レンジも 「チン」 とだけいえばいいものを,ながながと音をたてます. 最近はしゃべる電気製品もあるので,そういうものを買ったら,もっと騒々しいことでしょう. 日本にきた外国人がよくいうことは,電車のアナウンスがうるさいということだそうです. 電気製品がたてる音も,やはり日本人の特性を反映しているということでしょうか?
武田 邦彦 著 「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」 のウソをあばくと称している. たしかに,武田の本の弱点を突いてはいる. しかし,それは武田の本の本質的な部分ではない. 本質をはずした部分ばかりを執拗に攻撃しても,うんざりするだけである. この攻撃を真にうけて武田の本の価値をうたがうひとがいたら不幸なことだが,これまでの書評をみるかぎりでは,さいわい,そういうひとはすくないようである. この本のなかではむしろ,武田への攻撃を終えて他のさまざまな温暖化を否定する言説を分析している部分のほうがおもしろい. ただし,ここもダマされないように注意ぶかく読む必要があるだろうが…
評価: ★☆☆☆☆
関連リンク: “環境問題のウソ”のウソ@ , “環境問題のウソ”のウソ@Amazon.co.jp.
「金田」 も 「泰」 もそれほどおおいなまえではありませんが,それでも日本中をさがすと何人も私と同姓同名のひとがいるようです (ただし,よみかたまでおなじひとがいるかどうかは,わかっていませんが…).
短距離の電車には確実にすわる方法がありません. そのために歳をとったひとのなかには電車にのりたくないというひとがでてきます. だからといって,かわりにタクシーにのれば料金はたかいし,CO2 をよけいにだします. これからの時代,短距離の電車にも “グリーン車” のようなものがあれば,こういう問題を解決することができるのではないでしょうか?
最近,国分寺に関していくつか書いてきました (「“はり” をあたえる国分寺本町八幡神社の社殿再建」,「10 数年間,工事中のままの国分寺北口」) が,ついでにもうひとつ,ここにあるふしぎな道路について書いておきたいとおもいます. それは,西武バスの専用道路です.
会社では毎年,安全標語 / 川柳 が募集されています. ノルマをはたすため,つぎのようなのをつくりました.
雨あがり すべらぬさきに 見る足元
最低限の時間しかかけないので,あまりほこれるものではありませんが,記録のためにここに書いておきます.
たぶんこのブログに初登場ですが,わが家には黒と茶色のミニチュア・ダックスフントがいます. きょうは雷雨がありましたが,他のおおくの犬と同様にこの犬もかみなりをおそれています. この件でちょっと Web 上を検索してみて,いろいろわかりました. それをここにまとめておこうとおもいます.
アメリカなどではボールペンのさきについているボールの直径が 0.7 mm のボールペンもよくつかわれている (0.5 mm よりおおい ?) のですが,日本ではほとんどが 0.5 mm で,0.3 mm 以下のもあるくらいです. 私は 0.7 mm のほうがよいようにおもうので,Zebra Sarasa の 0.7 mm の換芯を買いましたが,どうもぐあいがよくないのです. やはり日本のボールペンは 0.5 mm に最適化されているので,0.7 mm のは買わないほうがよいのかナとおもいました.
おおくのカフェテリア (食堂) ではひとつの列にならぶなかで,いくつかのアラカルトがとれるようになっています. ところが,私の会社のカフェテリアではいくつかのアラカルトは自分でよそう必要があるため,1 品ごとに列ができています. また,給茶機にも 1 個ずつにならぶようになっています. たいていのひとはほとんどなにもかんがえずに列にならんでいるようにみえますが,私のばあいはスケジューリングを最適化しようとしています. 仕事がネットワーク屋なので,その技術をつかおうとしている (?!) わけです. これによって時間は短縮されますが,少々つかれてしまいます.
著者は 1939 年の極東を取材し,日本,韓国,「満州国」,中国の様子をえがいている. 著者は 「「東亜新秩序」という日本の目標を単に軍事的にのみ費用化するならば,日本の目標をまったく誤解し,過小評価することになる」 というように,日本の政策を評価している. そして,日本人が朝鮮人の生活水準を向上させ 「多くを成し遂げた」 こと,また 「満州国」 において,工業的におどろくべき発展をみたことなど,日本の支配下でこれらの地域が発展したことを指摘している. また,「満州国」 の首都である新京において,満州の潤沢な資源をつかうことによって,日本がギリシャ風,中国風,西洋風など,さまざまな様式の建築をたてていることをいささかの建築の知識をもって語っている.
しかし,こうした日本の 「功」 についてのべるだけでなく,「罪」 の部分についても,するどく書いている. 著者自身が国民党政府がある重慶において日本軍による爆撃でひどいめにあわされているが,重慶市民がさんざんな目にあわされてきたことをえがいている. また,「日本人は何事も決定できず常にすべてをしかも同時に望んでいる [中略] こうした欠点があるがために,終局的に成果をあげつつ日中戦争を終らせることにこれまで失敗してきた」,「日本の経済危機の本来の理由は,日本人がもろもろの根本的決意,決定を,最後の瞬間まで回避していることである」,「日本人はまったく宣伝が下手であり,たとえ彼らに言い分があっても,全世界は信じようとしない」 ことなど,日本人の資質についても,するどく分析している.
ほかにも,イギリスについては中国において失策をおかしたことや日本をあなどっていたこと,中国については 「以前は,中国はひとつの国土であると解釈されていたが,今日では大陸の意味に用いられている [つまり,中華民国政府が支配しているのでないこと]」,日本がヨーロッパの文化をうまく日本の伝統と調和させたのに対して,孫文や蒋介石がそれを無条件に導入しようとした [ために失敗した] ことを指摘している.
この本は,日本や中国,韓国などの歴史を再評価するうえで貴重な資料であるとともに,現在の日本人や日本の政治の弱点にもつながる指摘は今後の日本に関しても指針をあたえてくれるだろう.
評価: ★★★★☆
関連リンク: 日中戦争見聞記@ ,日中戦争見聞記@Amazon.co.jp.
今年も年賀状の季節になりました. 今年はネズミ年にちなんでマウスを集合させた写真を印刷しましたが,来年はウシ年なので,家にいる黒いミニチュア・ダックスを牛にしたてようとおもいました. 犬だけではおもしろくないので,おおきなカウガールとちいさなウシのくみあわせにしました.
もうすぐ正月だが,私は年賀状に関しては 2 つのこだわりがある. それは,自分でデザインすることと,手書きひとこと書いておくることである. 2009 年と 2008 年の年賀状についてはすでに書いたが,いまパソコン上にのこっている 1998 年以降の 12 年間の年賀状の図柄を収録して,コメントしてみたい. だいたい干支をつかっているので,ちょうどひとまわりして,ぐあいがよい.
「便秘で痔を悪化させない方法」 について書いたついでに,ずっと以前に経験したヒサヤ大黒堂のくすりと治療システムについて書くことにします.
ピアノをならっている私のこどもが発表会に参加したので,きのうは家族みんなでききにいった. 雨のなか母をつれていくために自家用車をつかったが,迷路のような道のため,予想どおり,まよってしまった. しかし,なんとかまにあって,いろいろな演奏をきくことができた.
著者は工学が科学ととはちがってアートにちかいものであることを強調する. コンピュータが発達するのにつれて科学的な思考 (論理) が重視され,技術屋が重視してきた視覚的・非言語的な思考 (直観) が軽視されるようになったという. 本書ではこうした技術屋がつかってきた図面・絵・模型などの例を多数あげて解説している. また,「科学」 やコンピュータにたよりすぎたために失敗した例 (橋の崩落など) を分析している.
著者は科学と工学とを対比させているが,数学や物理においても直観や全体的な把握は重要だ. 論理的な思考だけでは全体を把握するのは困難だ. しかし,技術屋のほうが視覚的・非言語的なものをより必要としてきたこともたしかだろう. コンピュータ技術が発展した現在でも,概念図的なものや非言語的なものはコンピュータにとっては苦手であり,おきざりにされやすい. しかし,コンピュータが苦手としているということは従来と同様に人手でやる必要があるということであり,この本に書かれている過去の知識が現在でもいかせるということだろう. 本書はそれをみなおすときに,やくにたつにちがいない.
評価: ★★★★☆
関連リンク: 技術屋の心眼@ ,技術屋の心眼@Amazon.co.jp.
この本のはじめにコンサルタントの仕事や業界を分類している. この本はそれらをすべてあつかっているわけではなく,著者がおもにたずさわってきた炎上する IT プロジェクトの火消し役を中心として書かれている. こういう仕事においては,「2 ちゃんねる」 などに変なスレッドがたっていないかチェックするというような,「なるほど!」 とおもわせる内容が書かれている. 詳しい説明はないが,コンサルタントの 7 つのロールのひとつとして 「エネミー」 つまり反面教師・仮想敵として周囲の不満のはけ口になるというロールがあることなども書かれている. うすい本なので網羅的ではないが,密度はたかい.
評価: ★★★★☆
カバーにまで著者の肩書き 「精神科医」 が書いてあるが,文章じたいは精神科医的というよりは患者的だ. 精神科医として自分を分析しているだろうが,それについてはなにも書いていない. 特異な雰囲気がある本であり,インパクトがある. こういう話がきらいなひとがまちがって読むことがないように,適切なタイトルがつけられているといえる.
評価: ★★★☆☆
「家電批評」 Vol. 1 (2009-1) には 「使用済み電池は暖めれば復活する !? 伝説」 という記事がある (p. 78). それをみておもいだしたが,リモコンなどがうまく動作しなくなったとき,私がいつもやるのは電池を回転させることだ. これでたいていは,しばらく復活する.
大型の台風 18 号におそわれて,プランター栽培の野菜もだいぶ被害をうけたが,なによりも,とまった電車に 2 時間以上,足止めされたことがおおきい.
ノーベル平和賞が政治家におくられることは以前からよくあった. しかし,だいたいは単なる発言だけでなく,なにかしら実質的な仕事をしたひとに対してだった. ところが,オバマはまだ演説し,計画をたてただけで,ほとんどなんの成果もあげていない. それなのに彼はノーベル平和賞をもらった.
いまだに 1 冊も本を書いたことがない. おおくのひとは本を書くことを目標とし,出版社でとりあげてもらえないと自費出版してでも本をだすひとがすくなくなかった. だが,私自身は会社をつうじて本を書く機会があたえられても,ついに書かずにふみたおしてしまった (すみません _ _). いまこうしてブログを書いているのも,そのほうが本を書くよりもっと魅力があるからにほかならない.
今年の年賀状はトラの写真をさがしてきて,「トライ!」,「Challenge!」 としゃべらせた. どうやら,最初にかんがえたよりはありふれた内容だったようだ.
科研費をはじめとする政府の研究資金を獲得するにはどうすればよいのか,とくに申請や面接のこなしかたについて書いている. この種の情報は比較的すくないので,まわりに得意なひとがいなければ参考になるだろう. 成功した研究者へのインタビューもいくつかあって参考になる. しかし,資料編をのぞくとわずか 110 ページほどしかない. 研究資金にもいろいろな種類があり,それぞれ採択基準などもちがうことをかんがえれば,いかにもうすい. できることなら,もっとはばひろく調査してから書いてほしかったとおもう.
評価: ★★★☆☆
関連リンク: 研究資金獲得法@ , 研究資金獲得法@Amazon.co.jp.
著者がてがけてきた 「レーシック」 などの眼科手術による視力再生について,自身にあふれる調子で書いている. 本人が書いたようにみえる体験談も多数とりあげられている. 視力低下でこまっているひとは一読するとよいだろう. ただし,この本だけできめてしまわないほうがよいかもしれない. 視力再生と同時に著者はよりひろいアンチエイジングの専門家でもあり,それについても書かれている.
評価: ★★★★☆
関連リンク: 視力再生の科学@ , 視力再生の科学@Amazon.co.jp.
エッシャーをとりあげた本はすくなくないが,この本はエッシャーの他の種類の作品もとりあげながら,おもにタイリングにもとづく作品をとりあげている. そこから話はペンローズ・タイルやイスラムや日本の文様につながっていく. 想像力や創造力を刺激される本だ.
評価: ★★★★☆
関連リンク: エッシャーとペンローズ・タイル@ , エッシャーとペンローズ・タイル@Amazon.co.jp.
雑誌を 「自炊」 していると,気づくことがいろいろある. 雑誌のページのふりかた (つけかた) もそのひとつだ. 表紙にページをふるのか,ふらないのか? 広告のページをどうあつかうのか? さまざまなページのふりかたがあるが,ちゃんとスキャンできたかをたしかめるのに比較的都合がよいようにできていることがわかった.
著者は長年,富士通の特許部門にいた (つまりは特許をひとに書かせる立場だった) という. だから本書では,どうやってアイデアをだし,どうやってそれを特許にまとめていくかという点に関するさまざまな方法がまとめられている. 企業人にとっても,「まちの発明家」 にとっても,参考になる点があるだろう.
だが,企業で研究開発にたずさわるもの (つまり特許を自分で書く立場) にとっては,ちょっとずれを感じる. 著者は特許の有効性をたかめるために,その適用範囲や目的をずらすことをすすめている. しかし,開発した製品や技術をまもるために特許を書くときには,ずらせないものがある. その制約のなかで有効な特許を取得することが課題となっている身には,本書はちがう世界のもののように感じる.
評価: ★★★☆☆
関連リンク: 身近なアイデアを「特許」に変える発想塾@ , 身近なアイデアを「特許」に変える発想塾@Amazon.co.jp.
著者は歯科医と歯科技工士だが,同業者に疑問の目をむけている. とくに,インプラントの危険をするどく指摘している. 歯をうしなったとき,どういう治療をするべきか,あるいは,うけるべきかがテーマだ.
しかし,いささか疑問におもうのは,著者が 「歯が最終的に抜ける大きな原因は,歯周病やムシ歯」 とみとめながら,それを防止する方法については書かずに 「歯にも寿命があります」 とか,「50 歳を過ぎたら徐々に歯は抜けていくもの」 とか書いていることだ. まず歯が抜けるのを予防するのが第 1 だろう. それについて書いてないのは疑問だ.
評価: ★★★☆☆
関連リンク: 歯医者の言いなりになるな!@ , 歯医者の言いなりになるな!@Amazon.co.jp.
ポイントをおさえているうえに,具体的でわかりやすい. 管理委託費の見直しに関しても委託費の表に書かれた数値例をもとにしている. 修繕に関しては写真が多数あげられている. ほかの部分も図表を多用していて,わかりやすい.
評価: ★★★★☆
関連リンク: マンション管理@ , マンション管理@Amazon.co.jp.
フードコートのようなところで,たべものをえらんで席にもちかえる夢をみた. なにをしゃべったのかはおぼえていないが,黒人の給仕と英語で話をしたことはおぼえている. トレイのうえに皿をつみかさねて,席にもちかえった. ささいな夢だが,こういう夢はあまりみたことがない. まえの日に中華街をしばらくあるいて,ひとりで夕食をとったことと関係があるのだろう.
ルーバー (通気口) つきの扉がついた壁キャビネットがある. ルーバーのスリットのおおきさによっては,それがコートのボタンに食いつく. 私が知っているある場所のキャビネットの扉は,2 m くらいのあいだに 3 個のボタンを食ったままになっている.
2011 年には東日本大震災があった. 「震」 と 「新」 はおなじ音であり,ほかにもいろいろな 「しん」 がある. それをならべて,辰の島の写真 (借りもの) をいれて年賀状をつくった.
2012 年の年賀状をブログにのせようとして,2011 年のはのせていないことに気づいた. 2001 年にも Tao にもとづくデザインをつかったが,今回もそうしてみた. うさぎのあたまのつもりだが,見方によっては鳥 (鵜?) のあたまのようにもみえる. 卯の字もデザインにいれている. 今年が 21 世紀の 2 番めの 10 年のはじまりの年なので,“Happy New Decade” とした.
左右にあるエサのうちのどちらをたべればよいかがわからずに餓死する動物 (馬だとおもっていたがロバだという) の寓話が,ときどき,あたまのなかにうかんでいた. 童話作家がつくった話だったのではないかとおもっていたが,しらべてみると (確実ではないが) ビュリダンという哲学者がつくったものだという.
表紙の写真につられて買ったが,iPad でも Kindle Fire HD でも本文中の写真 (がもしあるとすれば) はまったく,みることができなかった. Macintosh では日本語の Kindle 本はどれもロードできないから,それは著者の責任ではないのだろうが,0 円よりたかい値段で売るのであれば,Kindle 以外のタブレットでもみられることは確認してもらいたいものだ. 改訂をつよくのぞむ.
評価: ★☆☆☆☆
関連リンク: ドイツの電気機関車コレクション@Amazon.co.jp.
3D プリンタ Printrbot Plus をくみたてた. 合板でできた部品をはずしながらくみたてていくのだが,その合板にはたくたんの十字架がきざまれていた.
1 月に Kindle 本を 8 冊だした. すでにあった材料をまとめなおしたものなので,1 ヶ月に 8 冊だすことができた. 8 冊のなかには写真集と修士・博士論文とがある. 写真集は 1 冊あたり 20 部も売れていないので,目標をしたまわっている. それに対して手書きの修士論文が写真集を追いこすくらいのいきおいで売れている. これは予想外だ.
「どうすれば続けられるか」 について書いた本だが,そもそもなにをなぜ 「続ける」 のかということについては書いてない. なにかを続けたいひとにとってはそんなことが書いてある必要はないのかもしれないが,なにを続けるのかがよくわからないまま読まされるのはどうもきもちがわるい.
評価: ★★★☆☆
関連リンク: 「続く」技術@Amazon.co.jp.
昨年,特許の電子出願のために区役所で認証カードをつくった. たかいハードルのうちのひとつがこれでこえられたので,確定申告もこのカードをつかってためしてみることにした.
ICAM-BM 2014 という学会で発表するために北京にきた. 当日になって学会会場を確認すると,国際会議場からホテルに変更されていた. これは大連の学会でもあったことだ. これが中国での常套的なやりかたなのかもしれない.
最近,オリンピックをはじめ国際陸上競技などで女子はほとんどはだかでやっているという印象がある. もちろん,かくすべきところはかくしているが,ビキニの水着のようだ. どうしてこうなったのか知らないが,おもいだしてみると,古代オリンピックははだかで競技していたということだった.
特許を出願するのに電子出願を利用しているが,そのためのソフトはあまりにお粗末だ. Windows 10 がでてからしばらくはそれに対応しなかったし,最近は Windows 版のソフトにバグがみつかったので解決するまでダウンロードを停止しているのだという. これでは電子出願できない.
東京ビッグサイトでひらかれた Japan Hobby Show 2017 をみてきた. 昨年,横浜でひらかれた Handmade Makers には Dasyn.com として出展したが,ほとんど興味をひかない悲惨な状態だったので,今回は出展せずに見学してきた. 「メーカー」として登録していったので,無料でみることができた. "Hobby Show" といっているが非常に分野はかぎられていて,他の分野で出展しても効果がすくないことが想定される. 夏に "Handmade in Japan Fes" というもよおしに出展することをきめているが,どうすれば効果をあげられるか,真剣にかんがえる必要がありそうだ.
2018 年は戌年だが,最近は犬より猫のほうがペットとして人気があるという. 家では犬を飼っているのだが,私自身も犬より猫のほうがよい. そこで,こういう年賀状をつくった.
特許の拒絶対応をまちがえて危機的な状態になっていたが,その拒絶査定をした審査官に会って指南してもらうことで,成立させられる見通しになった. まだ手続きはこれからだが,親切にしてくれた審査官と「審査官に会う」というヒントをもらった弁理士に感謝している.
5 月からはじまる新元号が「令和」ときまった. 万葉集からこの 2 文字をひろったということだが,1 文字ずつの評価はまだみていない. 容易に予想できる「和」とともに,だれも予想していなかった「令」をつかったのは適切な選択だったとおもう.
「ネットで女性に売る」ための 39 の基本原則が書かれている.それらの原則じたいは納得がいくものなのだが,それぞれわずか 3 ページでさわりが書いてあるだけなので,どうしたらよいかはいっこうにわからない.わかりたければ著者にお金をはらって,つぎのステップにすすみなさいということか…
評価: ★★★☆☆
関連リンク: ネットで「女性」に売る
4 クウィーン問題を量子アニーリングでといてみたことは別稿に書いたが,それを年賀状のネタにしてしまった. 理系とくにソフトウェア専門の相手が多いからそうしたのだが,親戚にはチンプンカンプンかもしれない.
PC 9801 の時代 (1980 年代) からデータベース・ソフトで年賀状の宛名を管理し印刷してきた. 最初は dBase II をつかったが,その後 Macintosh 上の FileMaker にうつり,DOS/V マシンをつかうようになってもあいかわらず FileMaker をつかってきた. ことしの年賀状も内容は Power Point をつかっているが宛名は FileMaker で印刷している.
日本では「進め」の信号の色は青とされてきたが,英語では green light だ. 青と緑のあいだの色であることはたしかだが,それをなぜ日本だけ青信号というのか? いろいろ理由があげられているようだが,すくなくとも,本来の色は緑なのにまちがって青というようになったというような説は信じることができない.
デイシンの店では代引きをお客様のひとつの選択肢としている. そして代引きでの発送にはゆうパックまたは代引き普通郵便をつかっている. あるお客様に代引き郵便のためのラベルを印刷したとき,あやまってほとんどおなじラベルを 2 枚つくってしまったことが,誤配達・あやまった支払いと返金をともなう,おおさわぎに発展してしまった. 今後の教訓としたい.
半年ほどまえに母がなくなって,土地 (借地権) や多少の金融資産を相続した. 土地があったので相続税を申告する必要があり,莫大な金額になるのをさけるには小規模宅地等の特例の適用をうける必要があった. その結果,納税額は数 10 万円程度とかんがえられたので,数 10 万円かけて税理士に依頼するのはばかばかしいとかんがえて,自分で e-tax をつかって納税した. それから 1 ヶ月以上経過したが,税務署からはなにも連絡がない.
螺旋 3D 印刷技術を使用してつくったこのような「3D デザインランプ」を 3d-dl.com で売っています.