会社のリフレッシュ休暇なるものを利用して,7 月 18 日から 6 泊 7 日で,家族で北海道を旅行してきました. リフレッシュ休暇は 10 日 (2 週間) あったのですが,こどもの予定の関係もあり,この旅行は 1 週間だけにしました. 北海道を横断ないし縦断するには,やはりレンタカーがよい. そこで,函館から札幌,旭川 (というより旭山動物園) をへて知床,釧路までいく計画をたてました. 北海道といえば飛行機で往復するのが常識ですが,行きは新幹線で八戸までいき,青函トンネルをとおって函館までいくという計画をたてました. 宿は 2 泊ずつ 3 か所 (函館,札幌,摩周) にし,3 人で,すどまり 1 泊 1 万円程度のところを,みな,楽天トラベルで予約しました. もう東京にもどってだいぶ日がたちますが,1 日ごとに旅行記を書いてみようとおもいます. ほかの日の旅行記はつぎのとおりです.
櫻井よしこがすぐれたジャーナリストであるのはまちがいないだろう. しかし,この本では私怨に目をくもらされているとおもわざるをえない. 猪瀬直樹の強引さは猪瀬の著書を読んでもあきらかだし,櫻井に対して攻撃的だったこともたしかだろう. しかし,猪瀬が 「名誉欲」 で民営化委員をしていたというような記述には根拠がなく,生産的とはおもえない個人攻撃がくりかえされている. 猪瀬の個人攻撃をするのでなく,どのように民営化がだめにされていったのかを冷徹にとらえれば,もっと価値ある本になったのではないだろうか.
評価: ★☆☆☆☆
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道路公団やそのとりまきとの壮絶なたたかいが,なまなましくえがかれている. 道路公団にたちむかうにはどれだけの調査,官僚のウソを見抜くちから,説得力・交渉力,等々が必要だったか,それにもかかわらずかぎられた成果しかあげられなかったかがわかる. 猪瀬の強引なやりかたは他の民営化委員の反発をまねくこともしばしばだが,それは猪瀬にとってはぜひ必要なことだったということが,この本を読めばわかる. 他の委員だけだったら,もっと手前で挫折していただろう. 東京都の副知事になった猪瀬にふたたび期待したい.
評価: ★★★★☆
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勤務時間に私用をするのは基本的にゆるされませんが,移動時間は例外です. 出張などの際の移動時間に仕事をするのを強要されることは,すくなくとも私の会社ではありません. また,通勤時間はそもそも勤務時間ではないので,これは 100% 自分のためにつかえます. したがって,私のばあい,いそがしいときは通勤時間や移動時間にも仕事をしますが,そうでなければ現在の仕事とは直接関係のない本や論文を読んでいることがおおいのです.
道路公団に関しては,猪瀬 直樹 が 「日本国の研究」 でするどく追及し,猪瀬自身が民営化委員会のありさまを 「道路の権力」 と 「道路の決着」 に記録している. しかし,とくに後 2 者は当事者による記録である. この本の価値は中立的な立場で調査し,公団や民営化の問題点を追及したところにある. 猪瀬 直樹 の本や 田中 一昭 の 「偽りの民営化」 などとあわせて読むとこの問題をよく把握することができる.
評価: ★★★★☆
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著者は,ことなる立場にたちつつも真剣に道路公団の民営化にむきあってきた 7 人の民営化委員のうちのひとりだった. 民営化委員のひとりが作家の猪瀬直樹であり,この本のなかで,国交省や道路族と通じていたとしてするどく批判されている. 結局,著者は民営化委員としての立場や委員のあるべきすがたにこだわったのに対して,猪瀬は民営化委員としての立場をこえて (越権して),田中のことばによれば “フィクサー作家” としてぎりぎりまで自分や小泉首相のかんがえを民営化に反映させようとしたことが,両者をこれだけ対立させたのだとかんがえられる. 私には妥協をいとわず最後までたたかった猪瀬の本 「道路の決着」 のほうが迫力があるように感じられる.
評価: ★★★☆☆
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会社の勤務時間がフレックスになってから,ひさしい. いつもつかっているので,かえってその効果はよくわからなくなっていました. ところが,おもわぬ理由で 1 カ月間フレックスをつかわないことになりました. まだフレックスを中止してほんの数日ですが,すでに,その効果がちいさくないことがわかってきました.
会社からのかえりに,中野駅でおりるべきところを新宿までのりすごしてしまうことがたまにあります. 本を読むのに集中していて,おりそこなうのですが,どこかの駅についたということに気がつかないわけではありません. にもかかわらずおりそこなうのは,中野駅に個性がたりないからだとおもいます.
「駅の没個性 ― 中央線のばあい」 という項目で中央線の駅に個性がないことを書きました. 地下鉄丸ノ内線に関してはかつてはもっと個性があったとおもうのですが,最近とくに没個性化しているようにおもいます.
地下鉄丸ノ内線の中野新橋の駅は,この地下鉄が開通したときとほとんどかわっていません. この駅の特異なところは,通常は地下鉄の駅の地上部分はせまいのに対して,ひろい平屋建ての駅舎をもっているところだとおもいます.
電車から駅におりたときなど,出口につながる階段とエスカレーターとがならんでいると,階段はあいているのにエスカレーターにはながい列ができていることがしばしばです. なぜこうまでしてエスカレーターにのりたがるのでしょうか? わたしには理解できません. しかも,エスカレーターをあるくことは危険で禁止されているということなのです (2007-10-31 追記).
妻がビデオカメラにカセットをいれるときにいちいち音がするのはうるさいといっていました. わが家の電気製品のなかでは電子レンジも 「チン」 とだけいえばいいものを,ながながと音をたてます. 最近はしゃべる電気製品もあるので,そういうものを買ったら,もっと騒々しいことでしょう. 日本にきた外国人がよくいうことは,電車のアナウンスがうるさいということだそうです. 電気製品がたてる音も,やはり日本人の特性を反映しているということでしょうか?
きょうの NHK 教育テレビの 「視点・論点」 では建築家の 安藤 忠雄 氏が都市計画について,とくに川をおおう高速道路の撤去に関して論じていました. そのなかでは韓国における成功例とともに日本橋上の高速道路の撤去計画もとりあげられていました. この話をきいておもいだしましたが,私はまだ 小泉 純一郎 が首相をしていた 2006 年に官邸にみじかいメイルをだしました. この時点ですでに計画はうごきだしていたのかもしれませんが,要望をだしておきたいとおもいました. いまさらですが,その内容をここにのせておきます.
最近,バスが混雑していると,以前より奥にはいりにくくなった気がします. 込んだバスでは両側にひとが立っていますが,以前はそのあいだを比較的容易にとおりぬけることができたようにおもいます. ところが,最近はとおりぬけるのがむずかしいのです. きょう,すこし強引にそこをとおってみましたが,足をとおせるだけの幅もなく,立っているひとを押しわけなければとおることができませんでした. 非難するような目でみられたようにおもいます.
きょうは事故で中央線がとまって,会社にいくのにとおまわりせざるをえませんでしたが,判断をあやまって時間をロスしてしまいました. このようなばあいにいつもおもうことですが,構内あるいは車内のアナウンスでもうすこし判断のための情報をあたえてくれれば,より適切な判断ができるとおもうのです.
短距離の電車には確実にすわる方法がありません. そのために歳をとったひとのなかには電車にのりたくないというひとがでてきます. だからといって,かわりにタクシーにのれば料金はたかいし,CO2 をよけいにだします. これからの時代,短距離の電車にも “グリーン車” のようなものがあれば,こういう問題を解決することができるのではないでしょうか?
高速道路はすでに黒字になっていてもまだ通行料をとられます. ガソリンにはただでさえたかい税金がかかっているうえに,3 月までは道路特定財源にあてるためにそれとおなじくらいの税金がかけられていました. それにもかかわらず,CO2 排出のすくない鉄道の料金よりも高速バスのほうがやすいし,自家用車をつかえばいろいろとみえないコストをはらっているとはいえ,すくなくともみかけ上はさらにやすく旅行することができます. CO2 排出をへらしたいとおもいながらも,やはり鉄道よりずっとやすい自家用車をつかう方向にいってしまいます. どうも釈然としません.
「“はり” をあたえる国分寺本町八幡神社の社殿再建」 には,国分寺のなかで最近,環境が改善された部分について書きました. その一方で,バブル崩壊のころから改善されないままになっている部分もあります. それが国分寺駅北口です. 駅前がこんな悲惨な状況で放置されているとは信じがたいことです.
最近,国分寺に関していくつか書いてきました (「“はり” をあたえる国分寺本町八幡神社の社殿再建」,「10 数年間,工事中のままの国分寺北口」) が,ついでにもうひとつ,ここにあるふしぎな道路について書いておきたいとおもいます. それは,西武バスの専用道路です.
「10 数年間,工事中のままの国分寺駅北口」 という項目で,会社にいくときにとおっている,いつも工事中の国分寺駅前について書きました. 国分寺駅北口再開発について,Web からの情報をさらにいくつか,とりあげます.
中央線のあたらしい車両 (たぶん E231) は,すわりごこちがわるくてこまります. この型の車両は窓が必要以上におおきいため,背もたれがひくくて,電車がゆれると,からだが安定しません.
この 1 年のあいだに何回か大阪に出張する機会がありました. 大阪駅の近辺をあるいてふしぎにおもうのは,まだ大阪駅前にいるつもりなのに,そこには 「大阪」 とはまったくちがう駅名がいろいろあることです.
井の頭線西永福駅の改良工事が最近,完了しました. 「京王ニュース: 駅施設の改良工事を進めています」 によれば,エレベーター,エスカレーターなどの設置によってバリアフリー化をすすめたということです. その点はよいのですが,なんのために必要なのかわからない,だだっぴろい空間をつくっています.
数年前,戸塚に通勤していたときに,東京テレポートにいくつもりで電車にのったのに横浜につれていかれてしまった外国人にであいました. それは湘南新宿ラインの電車で英語のアナウンスがないためでした. この点は改善されましたが,いまでも,外国人にはとても理解できないような内容のアナウンスをしています. どうも,こまったものです.
出張するとき,電車などを選択するのに,だいたい www.jorudan.co.jp の乗換案内をつかっています. きょうの新幹線で大阪に出張するため,きのうスケジュールをきめましたが,そのときも jorudan をつかいました. Jorudan のスケジュールでは品川ののりかえにかなりの時間をみていますが,そのために,きょうは,ちょっとした事故にもかかわらず,おくれずにすみました.
2003 年ころ,私は湘南新宿ラインをつかって戸塚に通勤していました. その電車のなかで,アジア系外国人とみられるひとにであいました. 東京テレポートにいきたいというのですが,電車はすでに大崎駅をでて,西大井にむかっていました. 彼がのりかえるべきであることを知らなかったのは,英語のアナウンスがなかったからだとかんがえられます. 運のわるいことに,その電車は快速であり,横浜まで,おりることはできません. しかも,横浜から東京テレポート方面にいくのはかなり困難だとおもわれました.
「石油価格高騰を機に鉄道による貨物輸送を復興させよ!」 という項目で,CO2 削減などの目的のため,貨物輸送に鉄道をつかうべきだと主張しました. しかし,輸送に時間がかかることが鉄道貨物輸送の普及をさまたげているとかんがえられます. 武蔵工大の 中村 英夫 学長らはその解決策として東海道物流新幹線構想を提案しています (6 月 25 日の NHK 「視点論点: CO2 削減と物流新幹線構想」 および 「東海道物流新幹線構想」). 貨物用の新幹線をつくることで時間の短縮をはかり,需要を喚起しようというわけです. 画期的な案にもみえますが,いろいろと問題もみえてきます.
中学生のときからバスをつかって通学・通勤してきました. バスはいろいろな原因でおくれますが,おくれるとたいてい,2 ~ 3 台のバスがダンゴになって (つならって) くるようになります. 中高生のころから,そうなったら,あるいはそうなるまえに,バスの間隔を調整すればよいのに,とおもってきました. 間隔の調整はその後もずっと実現されずにきました. しかし,まず電車の間隔調整が積極的におこなわれるようになり,数年前からやっと,バスでも間隔調整がおこなわれるようになりました.
JR 北海道では道路と線路の両方を走行することができる DMV (デュアル・モード・ビークル) の開発に成功した. DMV は過去にさまざまな国で開発がこころみられたが,短期間しかつかわれなかったという. JR 北海道で開発に悪戦苦闘したさまがえがかれているが,いくつかの好条件にめぐまれて,楽観はできないものの,成功へのみちをたどっているようだ. ベンチャーのひとつの例として,まなぶべき点がいろいろあるようだ.
評価: ★★★★☆
関連リンク: 線路にバスを走らせろ@ , 線路にバスを走らせろ@Amazon.co.jp.
石巻でのボランティアなどのため,新幹線で仙台にきた. 新宿から大宮までは湘南新宿ライン,そこから 「やまびこ」 に乗った. 4 月 25 日から福島-仙台間が開通し,あす 29 日からは全線開通することになっている. しかし,きょうはまだ仙台よりさきにいく電車はない. にもかかわらず,かなりの混雑ぶりだった.
石巻でのボランティアなどのために古川にとまっている. そこから石巻にいくのに,まず陸羽東線で小牛田 (こごた) までいく. その電車は,スパイシーなにおいがするのだ.
腰痛のため,石巻でのボランティアをやすんで,気仙沼までいくことにした. 気仙沼線がつかえないため,一ノ関から大船渡線でいくことになる. もともとは気仙沼にいく予定はなかったが,とまっていた古川から列車でいけることがわかったので,いってみることにした. ここではその列車のようすを書くことにする.
会社がある戸塚から自宅にかえるとき,新宿をとおる. ふつうは午後 9 時くらいまでには新宿に着くが,きょうは 11 時をすぎていた. JR の改札周辺は,いつもとはあきらかに雰囲気がちがう. 酒場のようなさわがしさだ.
弘前などで JR の電車が発車するとき,津軽三味線の音をきいた. JR 東日本としては観光客へのサービスのつもりでやっているのだろうが,これは私には不快だ. 三味線の音がきらいだからではなく,感情のこもった三味線の音をこんなところで,ききたくないということだ. 三味線の音を安売りするのはやめてほしい.
新幹線にかぎらないが,電車などでしばしば感じるのは,すわったときに腰に負担がかかることだ. 腰のところがくぼんでいて,腰がささえられない. だから負担がかかる.
かつて,東京付近をはしる電車はそれぞれ固有の色がぬられていた. たとえば営団地下鉄銀座線は黄色,丸ノ内線は赤などだ. ところが,最近ではどこの電車もたいてい銀色をしている. 銀座線ならば,たしかに黄色いすじがあるから他とくべつすることはできるが,基本の色は銀色だ. これはあじけない. しかし,銀座線にふたたび全体をきいろくぬった車両が登場することになった. これは歓迎するべきことだろう.
きょうは大雪がふることが予想されていたため,JR ではおおくの路線で 70% のまびき運転をした. こういうとき,湘南新宿ラインはいつもとまる. 新宿経由で戸塚までかよっているが,きょうは品川を経由せざるをえないとかんがえた. ところが,大崎についたところで,秋葉原で人身事故があったので電車が 1 時間ほどとまるという. 臨海線で大井町までいき,そこから京浜東北線,東海道線をへて戸塚にいきついたが,1 時間ちかく,おくれてしまった.
東日本大震災以来,東京地下鉄の車両の蛍光灯はまびかれて,くらくなっていた. 一部の車両では最近それを LED にとりかえた. まびくのをやめただけでなく,なんと,もとのあかるさよりあかるくなっている.
最近,電車の車内や駅の照明の LED 化がすすんでいる. それによって消費電力はさがっているのだろうが,かえってあかるさが増し,まぶしさを感じる. 特に夜はもうすこしくらいほうがよいとおもう. そのためには昼と夜とで発光する LED の数をかえ,あかるさをかえればよいのだとおもう.
最近,テレビで「エスカレータ上をあるくのは危険なので,ねばりづよくやめるようによびかけている」という話をきいた. しかし,もう何 10 年もまえから,ひとびとはエスカレータ上をあるく習慣になっているともいう. それなのに「あるいてはいけない」なんていうのはナンセンスだ. 安全にあるけるエスカレータを開発するべきだ.
1980 年代からつづいている 3D 印刷の学会である SFF シンポジウムで発表するため, 真夏のテキサス (オースティン) にでかけた. 国際線でつかった ANA では WiFi サービスをしている. あまり実用的なサービスができるとはおもえないが,15 分間は無料だというので,ためしにつかってみた.
マスコミなどでは自動運転や自動ブレーキが話題になると同時に,高齢者による事故や免許返納が話題になっている. 今でも高齢者の運転には自動ブレーキ車を使用することを義務づければ事故はへらせるとおもうが,自動運転技術がすすんだら自動運転車用の免許をつくるのがよいようにおもう. 高齢者でも自動運転車用の免許なら維持することができるようにすればよい.
Uber の自動運転車が事故をおこし,歩行者が死亡した. この事故のあと,Uber は自動運転の実験を一時停止した. 自動運転が実験でなく実使用されるようになったとしても,このような自動運転車の一斉停止は発生するだろう. そして,それが自動運転を不便なものにし,普及をさまたげることになるのではないか?
Uber の歩行者死亡事故を受けて,Uber だけでなくトヨタも自動運転の実験を中断した. 再開するには原因をつきとめる必要があるだろうが,はたしてそれは可能だろうか? そこにもし深層学習がかかわっているとすると,原因がわからないままになり,実験が再開できないということになりかねないようにおもえる.
アイミーブを買って 4 年になるが,これまで中野から国立くらいまでしか行ったことがなかった. コロナが終息にちかづいたであろういま,このくるまですこし遠出してみようとかんがえて,奥多摩への 1 泊旅行を企画した. ほぼ予定どおり,奥多摩湖までいき,所沢を経由してかえってきた. 今回はおもうように充電できずにジタバタしたが,まちなかにやくたたずの充電器が多いことをまなんだ. この経験をいかせばつぎはもうすこしうまくいくだろうとおもう.
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