オイゲン・ヨッフム指揮によるブルックナーの交響曲全集を買いました. CD 9 枚で 4000 円以下という価格で,紙のジャケットにはいっています. まだ一部しかきいていないので演奏についてはべつの機会にゆずりますが, 箱をあけたとたん,かつて LP のジャケットからただよってきたような,なつかしい匂いがしました. CD はだいたいプラスティック・ケースにはいっていたので,ここしばらくにおったことがないものです.
90 年代にはいくつかの会社がパソコンのために 3D 機能つきのサウンドシステムを開発しました. しかし,A3D という 3D サウンド API を開発した Aureal Semiconductor 社をはじめとして,そのおおくは解散するか,あるいは現在のこっていても規模はちいさいままです. ゲームなどで 3D グラフィクスはさかんにつかわれてきましたが,3D 音響はほとんど注目されないままです.
20 年以上まえに 買ったスピーカーシステムがついにこわれて交換せざるをえなくなりました. 現在はなくなってしまった Technics ブランドの SB-1970 という床置き形の大型 (390 x 803 x 339) のスピーカーシステムです. 3-way であり,ウーファは 25 cm (10 インチ) です.
オーディオに手をだしたのは中学 3 年くらい (1970 年代) でした. それから数年間は最近もはやりの真空管アンプもふくめて,いくつか自作しました. しかし,大学にはいったころから自作はやめて,既製品のアンプをつかうようになりました. それ以来,数台のアンプやレシーバを買いかえてきました. 最近,母親のためにレシーバを買いかえました. もとのレシーバよりは高価ですが,バブル経済の時代にはなかった価格だとおもいます.
中学生のときに最初につくった真空管式のメインアンプについて書きます.
「アンプの自作と買いかえ」 でも書きましたが,中学生のころからオーディオに手をだして,高校にはいったころにスタックスのイヤースピーカーのためのアンプをつくりました. マッキントッシュとマランツとのたたかいにおいて私はマッキントッシュ派であり,このアンプのプリアンプの回路はマッキントッシュのアンプをまねています.(このマッキントッシュはパソコンの Macintosh とはつづりがちがって McIntosh です.)
ソニーのチューナー ST-A4 をずっと使用してきました. 最近は FM 放送をきくことがほとんどないのですが,いつでもつかえる状態にあります. ST-A4 はとくに性能がよいわけでもない安価なチューナーでしたが,おおきな同調ツマミと 2 つのメーターがついたスタイルへのこだわりによって買ったものです.
マランツ (Marantz) のグラフィック・イコライザー EQ-10 は,それまで高価だったグラフィック・イコライザーを安価に提供しました. 可聴帯域を 10 個にわけて,それぞれを +10 dB から ‒10 dB の範囲で調整することができます. 私はこれをおもにヘッドフォンで音をきくときに周波数特性を補正するためにつかってきました. 中学生のころからマランツの高級アンプの音をきいたりしてはいましたが,EQ-10 は私が最初に買ったマランツ製品でもあります. 私の記憶によれば 27000 円くらいでした.
スピーカーは高価なわりに音質があまりよくないということと,外部に音をもらしたくないという理由から,音楽をきくのにおもにヘッドフォンをつかってきました. これまでいろいろなヘッドフォンをつかってきました. 最初に買ったのがパイオニアの SE-1000 (?),その後,スタックスの SR-3,SR-X,ヤマハの HP-2,HP-1,ソニーの ...,ゼンハイザーの HD-497 などです.
中学のころからオーディオに興味をもってきた私にとって,オーディオとは LP レコードを再生することでした. LP の再生のためには,いりぐちとなるカートリッジがまず重要です. 私はそこに Denon (電音) のカートリッジをつかいつづけてきました.
B 級オーディオ・マニアだった私にとって,アンプとチューナーをあわせたレシーバーという製品は魅力のあるものでした. なぜならば,独立したアンプとチューナーを買うよりコスト・パフォーマンスがよいことがおおいからです.
CD プレヤーをつかいはじめてから 20 年以上たちます. 初期に買った製品もまだつかえる状態にありますが,こわれたものもあり,いくつ買いかえてきました. それらの CD プレヤーについて書いてみます.
中学から高校のころは,真空管式のメインアンプやスタックスのイヤースピーカーのアンプなど,オーディオ・アンプを自作していました. しかし,その後は既製のアンプをつかうようになりました. オンキョー製品が比較的おおかったのですが,ほかにもテクニクス,パイオニアなどのアンプを買ってきました.
かつて,アンプメーカーとしてマッキントッシュとマランツとがたたかっていたということについては 「アンプの自作と買いかえ」 にも 「高校生のとき製作したスタックスのイヤースピーカー用アンプ KA-1」 にも書きました. マランツ・ブランドはデノン (DENON) ブランドとともに,しばらくまえから D & M ホールディングス (= Denon and Marantz Holdings) があわせもっていましたが,今年 4 月からはマッキントッシュも傘下におさめた (2007 年 3 月 19 日掲載/D & M ホールディングス、07 年度は 1000 億円突破へ) とのこと.
Documents というレーベルによる Great Conductors という 10 枚セットの CD を買いました. そのなかの 1 枚として, フルトヴェングラーによるモーツァルトのピアノ協奏曲 20 番とベートーベンの交響曲第 6 番がはいった CD があります. これらをきょう,きいたので,それについて書いてみます.
「フルトヴェングラーによるモーツァルトのピアノ協奏曲 20 番と田園交響曲」 という項目に書いたのとおなじ “Great Conductors” という 10 枚組の CD のなかにアンチェル指揮によるスメタナ 「売られた花嫁」 序曲,ドボルザーク 「新世界から」,ムソルグスキー 「展覧会の絵」 の 3 曲がはいった CD があります. アンチェル - チェコフィル によるスメタナとドボルザークというのは魅力的なくみあわせですが,その期待にこたえてくれます.
世間では iPod (アイポッド) と iTune (アイチューン) に注目があつまっているが,この,すごくこまぎれで音楽を売買する世界は,どうやら私には無縁の世界である. むしろ,クラシックの世界ではやっている CD 数 10 枚組というまとめ売りの世界のほうが私にはずっと興味がある.
私は B 級グルメを自認してきました (実はグルメであるかどうかもうたがわしいのですが…). 自分でよく確認できない料理の味やみかけのちがいのためにカネをよけいにはらうことは,基本的にはありません. つまり,明確な理由がないかぎりはより低価格のものを買うということです. それは料理に対してだけでなく,ファッションやオーディオや,その他もろもろのものに対してもおなじです.
通常の使用法ではなにも問題がおこっていないデジタル音声再生機器をちょっとちがう方法でつかうと,急に音質が劣化したりすることがあります. 音声固有の問題ではなくてリアルタイム処理にはありがちなことだとはおもいますが,いわば 「デジタル音声再生はひとすじなわではいかない」 ということです. 私は USB ヘッドセットを VoIP 通信 (IP デジタル音声通信) でつかって,こういうことを経験しました.
仕事上,おなじヘッドセットないしヘッドフォンを数台同時につかう必要が生じます. こうした機器をどんどん買うわけにもいかないので,すでに買ったものをつかうことになりますが,そのために毎回おなじ弱点に泣かされることになります. 「デジタル音声再生は,ひとすじなわではいかない」 でも Sony DR-260 USB という USB ヘッドセットのことを書きましたが,そこには書かなかった弱点でいささか,くるしむことになりました.
これまで iPod をもっていませんでしたが,iPhone を買ったので,その iPod 機能をつかってみました. すでに iTune には Windows PC 上にあった音源がはいっているので,同期をとるとそれらが iPhone にもはいります. まだ iPod 用の音源は買っていないので,すでにはいっているものはみな MP3 のファイルです. MP3 であることによる音質劣化もあるはずですが,iPhone のイヤフォンがぼろいことによる劣化がもっともおおきく,つぎに iPhone の出力がちいさいことによる劣化がおおきく,それにくらべると圧縮による劣化はめだたないという結果でした.
iPhone の iPod 機能で音楽をききながら Web をいじってみました. 表示だけしているあいだは問題ないでしょうが,日本語を入力しはじめると悲惨なことになります. 「普通のケータイよりおそい (?!) iPhone の日本語入力」 という項目では iPhone の日本語入力機能がトロくて,2 秒くらいかかることがあると書きましたが,どうやらそれではすまないようです. もっとまたされるうえ,iPod の音がとぎれてしまいます.
iTune は Apple (アップル) がつくったものだし,みんながつかっているので,もっとましなものだとおもっていた. しかし,つかってみると,エラーが発生してもなにがおこっているのかすらわからない,ひどいしろものであることがわかった. iPod のためのギフトカードをこどもにおくったが,つかえないでいる. なにがおこったのかすらたしかめられないので,Apple に苦情をいうしかない.
iPod は iTune とのくみあわせで売れていると,きかされてきた. たしかにアメリカではそうなのかもしれない. しかし,どうやら日本ではちがうようだ. iPod はすこしカッコいい MP3 プレヤーとしてつかわれている. ただの MP3 プレヤーなら,ほかにもたくさんあるのに…
「iPhone で iPod をつかってみたが,ひどい音!」 という項目で iPhone のイヤフォンの音のわるさについて書いた. こどもが iPod nano を入手したので,それを借りて,同様にそのイヤフォンと HD-497, eH-350 などのヘッドフォンの音をくらべてみた. iPod nano とのくみあわせでは,楽器の音では HD-497, eH-350 のほうがまさっているが,声の自然さでは iPod nano に付属のイヤフォンに軍配があがった.
中学生のころ,高価なスピーカーは買えなかった. また,自分のへやには大型のスピーカーがおける場所はなかった. そのため,オーディオ雑誌にのっていた製作記事を参考にして,プラスティック製のボウルを 2 個あわせたものに小型のスピーカーをつけて,つかっていた. それは,いまはつかってはいないが,のこっている. それをもう一度,復活させようとおもうようになった.
この雑誌はまえから知っていたが,1500 円はちょっとたかいので買わずにいた. 書店にはめったにいかないので,立ち読みもほとんどしていない. カートリッジ特集にひかれて,ためしに 1 冊買ってみた. Digital がなかった時代にオーディオを趣味にしていた私には,とくに 1 冊だけ買うぶんには,じゅうぶんたのしめた. 「無線と実験」 でも 1100 円することをかんがえれば,広告がすくなくてフルカラー 240 ページで 1500 円はたかくないといえるだろう.
評価: ★★★★☆
関連リンク: analog@Amazon.co.jp.
2008 年ころに買った SACD プレヤーで最近しばしば音飛びがおこるようになっていたが,ついに SACD がまったく再生できなくなった. そこで,まずは買いかえをかんがえたが適当な値段で買うことができないことがわかり,修理を検討した. ピックアップ部品が現在でも入手できることがわかって,それを Aliexpress に注文した. とどいたら修理をこころみるつもりだ.
SACD プレヤーの修理に失敗したので中古品を買ったのだが,内部で部品がはずれていて動作しなかったために,いろいろなことがおこった. 結局は修理してつかえるようになったのだが,これはその顛末.
Aliexpress でオーディオ製品を検索すると,ときどきみつかるのが Sansui というブランド名だ. 日本にあった山水電気とは無関係だとおもうが,つい注目してしまう.
螺旋 3D 印刷技術を使用してつくったこのような「3D デザインランプ」を 3d-dl.com で売っています.